選挙に行きませんか?
2010年の東京都青少年育成条例の改定、2014年の児童ポルノ禁止法の改定、2012年~2016年のTPPによる著作権侵害の非親告罪化、2019年の著作権法改定におけるダウンロード違法化の対象範囲見直しなど、私たちの同人誌の世界は、様々な局面で政治の波を受けています。
2024年9月より、東京都青少年健全育成条例の運用が変わり「不健全図書」の名称が「8条指定図書」に変わりました。これまで同人誌が「不健全図書」に指定されたことはないこともあり、同人誌での「成年向」表示に影響はほとんどないかもしれません。しかし、今回の名称変更は、日本漫画家協会を中心とした多くのマンガ家の方々、その他の皆さんの声を受け、都議会議員等の政治家の皆さんが東京都に働きかけた成果です。声は政治に届くのです。
また、2020年からの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行下においては、全国で数多くの同人誌即売会が中止となったり、開催規模を縮小する形での開催を余儀なくされたりしました。一方で、この時に政府・地方自治体より出された新型コロナウイルス感染症の影響を受けた個人・法人への施策のいくつかは、個人のクリエイターや同人誌即売会を視野に入れたものとなりました。これらの対応は、全国同人誌即売会連絡会 やDOUJIN JAPAN 2020事務局 をはじめとする同人誌の世界からの様々な声を受けて、同人誌活動に理解のある国会議員や地方議会議員の方々が行ってきた様々な働きかけが、功を奏したものです。
表現の問題と同様に、表現の「器」である同人誌即売会の開催に関わる諸問題も、私たちが考えねばならない政治の問題です。
私たちも、選挙に行きませんか? 従来からお伝えしている通り、具体的に個別の誰かやどこか特定の政党・団体を支持するかではありません。政治家の方々は、投票率の高い世代に重きを置いた政策を取る傾向にあります。特に、10代、20代、30代といった若い世代が投票率を上げないと、同人誌を好きな世代への政策自体が後回しになりかねません。これは国政だけでなく、地方自治体の首長や地方議会の選挙も全て同じです。
10代よりも20代の方がさらに低い投票率!
年代別投票率の推移グラフ:衆議院総選挙
(公益財団法人 あかるい選挙推進委員会のページへ)
同人誌で繋がった私たちの「とにかく選挙に行こう!! 投票しよう」という自らの意志を示す行動が、この先の私たち自身の未来、そして、さらに若い次の世代にも繋がっていくはずです。
2024年10月改定
投票所へ行こう!
選挙権を有する18歳以上の方は、各自治体の選挙管理委員会から届く、投票所入場券を持参し投票所へ行きましょう。
投票したくても投票日当日に選挙に行けない人は、期日前投票制度を利用しましょう。投票所入場券の封筒内に期日前投票所の案内があります。
選挙権は18歳以上に
2016年6月19日に改定された公職選挙法が施行され、選挙権がそれまでの20歳以上から18歳以上に引き下げされました。これにより10代の選挙参加も可能になりました。10代の方はこのチャンスを活かし、ぜひ政治に関心を持って、自分の一票を投じてください。投票日の翌日が満18 歳の誕生日である人まで選挙権を有します。総務省 高校生用副教材:
選挙に行こう!!ツイート
ツイッターでは、投票日の概ね1週間前から、主に次の選挙について、投票を呼びかけています。>> 国政選挙・都道府県知事選挙・都道府県議会選挙・政令指定都市市長選挙/お住いのエリアの場合は、是非リツイートで呼びかけの拡散にご協力頂きますと幸いです。